事業計画書の作り方 事業計画を数値の上で挙証

  


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次に、「事業シミュレーション」の数値について考えてみましょう。
「事業シミュレーション」とは、簡単に言えば、自分のやる事業はどれくらいの売上をあげて、どれくらいの経費が掛かって、どのくらいの利益が出るであろうということを数値で予測を立てることです。



項目

初年度

2年度

3年度


事業収支

売上高

100

120

150

売上原価

70

84

105

売上総利益

30

36

45

販管費

人件費

14

14

18

販売関係費

3

4

6

管理関係費

1

1

2

減価償却費

2

2

2

合計

20

21

26

営業利益

10

15

19

営業外収益

2

2

2

営業外費用

3

3

4

経常利益

9

14

17

特別利益

1

0

0

特別損益

2

1

3

税引前当期利益

8

13

14

法人税等

4

6.5

7

税引後利益

4

6.5

7


資金収支

減価償却費

2

2

2

キャッシュフロー

6

8.5

9

借入金

5

5

10

借入金元本返済

4

5

6

配当金

1

1

2

ネット
キャッシュフロー

6

7.5

11

借入金残高

19

11.5

0.5


あなたはこの「事業シミュレーション」の各数値は、どのように算出すればいいと思われますか?まさか、「事業を始める前段階から数値なんて予測できないから、勘で出すしかないね」なんて人はいないとは思いますが…。
「事業シミュレーション」の数値は、客観性のある数値であることが必要です。客観性のある数値とは、他人から見ても納得性のある数値であるということです。


では、客観性のある数値とは、どのような数値をいうのでしょうか?私は、実データーと論理的思考からでた数値であると考えます。
ここにある業界の全国の売上データー(あなたがやろうとしている事業の、業界全体での売上データーのことです)があるとしましょう。これを参考にあなたの事業の売上高を算出してみましょう。
しかし、これはあくまでも説明用の算出方法ですので、実際はこんな単純にはいかないということを頭に入れておいてください。


業界データー

2000年度

2001年度

2002年度

5000億円

6000億円

7200億円


まず、この業界の2003年度の売上予測をします。表を見ると、この業界は毎年前年の120%の伸びをしめしています。なので、この業界の2003年度の売上は8640億円になると予測します。
次に、あなたが進出しようとしている場所で、商圏となりうる地域の人口がどれくらいあるかで、商圏内での2003年度の売上高がどれくらいになるかを見極める必要があります。商圏となりうる人口の調査は、自分の店舗がどれくらいの地域から人を呼ぶことが可能で、その地域の人口がどれくらいであるのかを調べます。
調べた結果、商圏人口が10万人であったとします。すると、その商圏内の2003年度の売上高は、
1億2千万(日本人の人口)分の10万で、約7億2千万という予測が出来ます。
次に、あなたの事業は、その商圏内でどれくらいのシェアーを取れるのかを考えます。それには、同商圏内にどれだけの競合があって、その中での自分の事業の位置づけがどれくらいのものなのかを把握する必要があります。
ここでは、商圏内であなたの事業は2.7%のシェアーが取れそうだと推測できたとします。
すると、あなたの事業の2003年度の売上高の予測は
7億2千万×0.027=約5000万となるわけです。
このように、各項目について、実データーと論理的思考をもって、一つ一つ洗い出していくのです。


上の例では、実データーとして業界データーのみを示しましたが、実際は、商圏人口の調査や商圏内のシェアーの把握などのそれぞれの段階にも実データーは必要となってきます。
実データーの情報源としては、下記のようなものなどが考えられます。

1)官公庁の統計調査
2)工業会等団体の統計調査
3)調査会社の報告書
4)書籍・雑誌情報
5)テレビ・新聞等のマスコミ媒体の情報
6)インターネット情報
7)業界通等の情報
8)自前の調査情報

このように「事業シミュレーション」の数値は、これらの情報源を駆使して、論理的に数値を算出していくことが必要となります。


事業計画書の作成支援内容により、見積もりを出させて頂きます。
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「起業書士」廣畑信二の
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